海外からアパレル商品を輸入しても、販売するECサイト(ネットショップ)をどこにしようとかとお考えの方が気になるのが「ECモールの出店費用・手数料」だと思います。
ここでまず第一に考えたいのが利益率よりも「集客」です。人が集まらないと話になりませんよね。
ただ第一に考える「集客」であったとしても出店費用がそれなりに発生すると、毎月のコストがかかって運用ができないといったことにもなりかねません。
ここの判断がかなり難しくなってきます。
そこで今回の記事はカンフー宅配便などで中国からアパレル商品を輸入したあとで、どこのモールで販売すればいいのかECモールを比較いたします。
個人事業主様・企業様のあったECモールを発見し利用して頂ければと思っています。
それでもどこにしようかお悩みの方はカンフー宅配便がトータルサポートをお受け致しますので、お気軽にご相談ください。
\今人気の中国輸入代行サービス/
ECモール出店にあたってのメリット・デメリット
ECモールサイトは大きなショッピングモールのようなもので、色々なカテゴリーの店舗が出店しています。自社のECサイトを立ち上げるには集客にかなり苦戦を強いられるため、知名度のあるECモールに出店することで、ユーザーが自店を訪れるきっかけが格段に上がります。知名度が高いのでユーザーからの信頼もあり安心して購入され売り上げもアップします。
しかしその集客・信頼と引き換えに手数料などの支払いも発生します。しかもユーザーは例えば楽天市場で購入すると楽天市場で購入したとなるので、自社のブランディングは難しくショップ自体の名前すら覚えてもらえない傾向があります。
また顧客情報はモール側の所有物となりますので、商品を購入してもらったユーザーの直接アクセスすることは基本的にはできません。
- モール自体に集客力があるので、自社商品にユーザーを流入しやすい
- 何か問題が発生してもサポートがある
- 初期費用・手数料・ロイヤリティなどを支払う必要がある
- 自社のブランディングが難しい
- 価格競争が起こりやすい
- 顧客情報が取れない
ECモール出店の手数料・出店比較表
それでは次に大手ECモールサイトの「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」「Qoo10」の手数料・出店比較です。
楽天市場 | Amazon | Yahoo!ショッピング | Qoo10 | |
初期費用 | 60,000円 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額費用 | ライトプラン 39,800円 がんばれ!プラン 19,500円 スタンダードプラン 50,000円 メガショッププラン 100,000円 | 小口出品 100円/商品 大口出品 4,980円 | 無料 | 無料 |
販売手数料 | ライトプラン 3.5%~5.5% がんばれ!プラン 3.5%~7.0% スタンダードプラン 2.0%~4.5% メガショッププラン 2.0%~4.5% | 8%10%15% ※商品カテゴリー ごとに異なる | 無料 | 6%~10% ※商品カテゴリー によって変動 |
手数料 | カード決済月額3,000円 2.65%~+処理料 | 販売手数料 に含む | 3.24% | 販売手数料 に含む |
ポイント原資 | 1% | 0%~ | 2.5~16.5% | 0%~ |
手数料 | アフィリエイト2.6%~ | 無料 | 1~15% | 無料 |
商品登録数 | ライトプラン 5,000点 がんばれ!プラン 5,000点 スタンダードプラン 20,000点 メガショッププラン 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
最低契約期間 | 3カ月(ライトプラン) | 12カ月 | なし | なし |
流通ポイント | 楽天 スーパーポイント | Amazon ポイント | Tポイント | Qポイント |
楽天市場
楽天市場は会員数(登録者数)が5,104万人(2021.12)とトップの国内最大級のモール型ECサイトです。
出店舗数は1997年の開設当初は13店舗しかありませんでしたが、25年の月日が経ち2022年3月現在で56,000店舗以上の出店舗数が集まり、登録商品数は3.6億点以上になっています。
登録商品数は3.6億点以上のカテゴリーは「日用品・生活需品」「お取り寄せグルメ・お酒」「家電製品」など様々ですがその中の「ファッション関連アイテム」に関しましては約4,000万点の商品が出品されています。
Amazon
Amazonの会員数(登録者数)は4,729万人で楽天市場と並ぶ国内トップクラスのECサイトです。出店舖数は2021年7月時点で約40万店舗と楽天市場のおよそ7倍となっています。
2015年6月時点で約18万店舗から6年間で126.7%も増加しています。
Amazonの流通額の60%以上はプライム会員から作られていると言われ、年会費を払っていることで送料無料やお急ぎ便の対応が可能となっているため、他のECモールで商品を探すよりもAmazonで探す方が手間が省けるからと言えます。
Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングの会員数(登録者数)は2,340万人ですが、ソフトバンクユーザーやPayPay会員の繋がりなどで会員数は伸びています。
出店舖数に関しては2019年3月では約87万店舗だったのが、2021年8月時点で約117万店舗に増加しています。
検索がヤフージャパンからの利用がしやすいこともあり、シニア層の利用が多いです。
Qoo10
大手3社とは少し離されていますが、最近若年層(特に女性)に人気なのがQoo10です。2010年から運営を開始したECモールで「安い」がコンセプトになっています。
会員数(登録者数)は2022年4月現在で約2,000万人で出店舖数が約13,000店舗となっています。
Qoo10の商品を出店するのにテナント料が一切かからない事から、買い手に安く商品を提供できるようになっています。韓国発のブランドが多く出店しているのが特徴です。
自社サイトでのECモールはかなり敷居が高い!
ユーザーがインターネットで買い物をする際に利用するモールはAmazonや楽天市場が主流で、アパレルであればZOZOTOWN、コスメであればQoo10など(最近はアパレルにも力をいれてきた)など決まっており、なかなか自社サイトが出てくる出番は皆無に等しいといった感じです。
Qoo10などで自社ブランドでフォロワーがついたお客様が自社サイトに流入して商品を購入するというのは極稀にありますが、基本的にはQoo10モール内で購入しますので、メリットはあまり感じられません。
独自でECモールを立ち上げ利益を得る事が非常に難易度が高いです。
まとめ
実際にどこのECモールに出店するかとなると、それぞれ一長一短があるために判断が難しいと思います。しかし最初に申し上げた「集客」の部分で話をしますと、楽天市場はモールに対する信頼度が高いことや、ユーザー数の多さから集客はクリアできますので、あとは販売者がどのように売っていくかの手腕になります。
Amazonは初期費用がかからずいいのですが、出店舖数40万人と販売する商品によっては競合が多いので、売り上げを上げるのが非常に厳しくなります。
Yahooショッピングは初期費用・毎月の固定費・売上ロイヤリティが無料で実際に売れるまではコストがかからないというのは魅力的です。しかし取扱商品によっては競合も多く、広告をなどのPRをしなければ売れません。
Qoo10もYahooショッピングと同じように売れるまでコストがかからないというのがメリットです。まずは安価で取引をするのであればQoo10もしくはYahooショッピングで良いでしょう。
お悩みの方はカンフー宅配便がトータルサポートをお受け致しますので、お気軽にご相談ください。
\今人気の中国輸入代行サービス/